「SNSで見た『パリジェンヌ』が可愛くて、サロンで同じようにオーダーしたのに…」
ワクワクして鏡を見たら、そこには想像していた「抜け感のあるオシャレな目元」ではなく、
根元から直角に上がりすぎて、まぶたに張り付いた「ビックリ目」の自分がいた。
「えっ、なんか怖い…」
「私の目、こんなはずじゃなかったのに…」
高いお金を払って、1ヶ月以上も取れないパーマをかけたのに、仕上がりが気に入らない。
これほど悲しいことはありませんよね。
「私にはまつ毛パーマは似合わないんだ」と落ち込んで、サロンに行くのをやめてしまった方もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
あなたが失敗したのは、あなたに似合わないからではありません。
単に、「パーマの種類(デザイン)」と「あなたの目の形」の相性が悪かっただけなのです。
洋服にS・M・Lサイズがあるように、まつ毛パーマにも「似合う角度」と「似合わない角度」が明確に存在します。
特に、大流行中の「パリジェンヌラッシュリフト」は、実は人を選ぶ(向き不向きが激しい)デザインであることをご存知でしたか?
この記事では、サロンメニューを分析するアナリストの視点から、多くの人が陥る「パリジェンヌの罠」と、普通のまつ毛パーマとの決定的な違いを解説します。
そして、一重・奥二重などの目の形別に、絶対に後悔しない「あなただけの神デザイン」を見つける方法と、パーマを美しく保つための「土台(自まつ毛)の重要性」について詳しくご紹介します。
次回のサロン予約の前に、これだけは読んでおいてください!
第1章:なぜ失敗する?「パリジェンヌ」と「まつ毛パーマ」の決定的違い
まずは、サロンメニューでよく見るこの2つの違いを、完璧に理解しましょう。
「なんとなくパリジェンヌの方が新しくて良さそう」というイメージだけで選ぶのが、失敗の最大の原因です。
1. パリジェンヌラッシュリフト(立ち上げ型)
- 特徴: 根元を「80度」にグイッと立ち上げる。毛先にカール(丸み)はつけず、ストレートに上げる。
- メリット: まつ毛が最大限長く見える。光が入って白目がクリアに見える。
- デメリット: 「まぶたが重い人」や「まつ毛が長い人」には不向きな場合がある。
パリジェンヌは、いわば「矯正」です。
根元を直角に上げるため、インパクトは強いですが、まぶたの形によっては「上がりすぎて怖い(粘膜丸見え)」になったり、逆に「まぶたに押されて上がらない」という現象が起きます。
2. まつ毛パーマ(カール型)
- 特徴: ロッドの丸みを利用して、根元から毛先にかけて「曲線(カール)」を描く。
- メリット: くるんとした可愛らしい印象になる。まぶたに当たらないように調整できる。
- デメリット: パリジェンヌよりは長さが強調されにくい。
こちらは「デザイン」の自由度が高いのが特徴です。
Cカール、Jカール、Lカールなど、目の形に合わせてカーブの強さを調整できるため、どんな目元の人にも似合わせやすいという利点があります。
第2章:【診断】あなたはどっち?目の形別「失敗しないオーダー術」
では、あなたの目にはどちらが似合うのでしょうか?
鏡を見ながらチェックしてみましょう。
ケースA:【一重・奥二重】まぶたが重めの人
- NG: パリジェンヌラッシュリフト
- 重いまぶたが根元に覆いかぶさっているため、根元だけを立ち上げても、まぶたの肉に押されて前に出てきません。「かけたのに上がってない?」という失敗になりがちです。
- 正解:「パリジェンヌ以外の」奥行きのあるカールデザイン
- 「Lカール」や「Uカール」など、まぶたの厚みを避けて、少し前に出してから上げるデザインをオーダーしましょう。「根元は避けて、中間からしっかり上げてください」と伝えるとスムーズです。
ケースB:【まつ毛が長い・目が大きい】目力が強い人
- NG: パリジェンヌラッシュリフト(要注意)
- もともと目が大きい人が根元からガッツリ上げると、まつ毛がまぶたに張り付き、目力が強すぎて「怒ってる?」「ビックリしてる?」と言われる顔になります。
- 正解:「Cカール」や「ムーンロッド」などの丸みデザイン
- 毛先に丸みをつけることで、長さを活かしつつ、柔らかく上品な印象になります。「立ち上げすぎず、ふんわりさせたい」とオーダーしましょう。
ケースC:【下がりまつ毛・自まつ毛が短い】日本人の標準タイプ
- 正解:パリジェンヌラッシュリフト
- もっとも恩恵を受けるタイプです。根元から矯正することで、白目に被さっていたまつ毛が持ち上がり、目が劇的に大きく見えます。短い・少ない悩みを持つ人こそ、パリジェンヌが輝きます。
第3章:【緊急対応】もし「上がりすぎ」て失敗したら?
「もうかけちゃった…どうしよう」
もし今、上がりすぎたデザインで悩んでいるなら、いくつかの対処法があります。
1. マスカラを「上から」塗る
根元からマスカラを塗ると、さらに上がってしまいます。
ブラシをまつ毛の「上側」から当て、下に向かって撫でるように塗ってみてください。
マスカラの重みでカールが少し落ち着き、上がりすぎ感を緩和できます。
2. 1週間は我慢する(かけ直しはNG)
「すぐに直したい!」とサロンに行きたくなりますが、薬剤を使った直後のまつ毛に、もう一度薬剤を塗るのは危険です。「チリチリ」になって切れるリスクがあります。
パーマは1〜2週間で自然に少し落ちてきます。まずは焦らず、保湿ケアをしながら様子を見てください。
第4章:【視点の転換】デザイン以前に「土台」が弱っていませんか?
さて、ここまでデザイン選びについて解説しました。
これで「似合わない」という失敗は防げるはずです。
しかし、ここでアナリストとして、もう一つ重要な視点をお伝えします。
どんなに似合うデザインを選んでも、
「まつ毛パーマが1ヶ月持たない」
「毛先がチリチリしてバラつく」
「左右で上がり方が違う」
という悩みがあるとしたら…。
それはデザインのせいでも、アイリストの腕のせいでもなく、あなたの「自まつ毛(素材)」が弱っているからかもしれません。
薬剤に耐えられない「スカスカまつ毛」
まつ毛パーマは、髪の毛のパーマと同じく、毛の内部の結合を切断・再結合させる化学処理です。
中身(ケラチン)が詰まった健康なまつ毛なら、綺麗にカールがかかり、その形を長くキープできます。
しかし、ダメージで中身がスカスカなまつ毛は、薬剤の力に耐えられません。
「カールがかかりにくい」「すぐにダレる」「切れる」といったトラブルは、ほとんどが「土台の強度不足」が原因なのです。
パリジェンヌなどの「立ち上げ系」は、特にまつ毛のハリ・コシ(反発力)が必要です。
土台が弱いままパーマをかけ続けることは、デザインを楽しむどころか、まつ毛を破壊しているのと同じことかもしれません。
第5章:【解決策】パーマが映える「最強の土台」を育てる
「パーマの持ちを良くしたい」
「どんなデザインでも楽しめるようになりたい」
そう願うなら、サロンに通うのと同時に、「自まつ毛そのものを強くするケア」を取り入れてみてください。
1. 医療ケアで「太さ」を出せば、持ちが倍増する
医療機関で処方される「まつ毛治療薬(ビマトプロストなど)」を使用すると、まつ毛の内部密度が高まり、物理的に太くなります。
芯のしっかりした太いまつ毛は、パーマ液に負けず、くっきりとした美しいカールを形成します。
そして、そのカールを支える力が強いため、1ヶ月経ってもバラつかず、綺麗な状態をキープできるようになります。
2. 「長さ」があれば、デザインの幅が広がる
「パリジェンヌをかけたいけど、まつ毛が短くて上がらない」と言われたことはありませんか?
医療ケアで自まつ毛を長く育ててしまえば、「まぶたの厚み」を飛び越えてまつ毛が見えるようになります。
長ささえあれば、一重さんでも奥二重さんでも、憧れの立ち上げデザインに挑戦できるようになるのです。
第6章:【悩みの仕分け】あなたは「デザイン」で迷う?「素材」を変える?
まつ毛パーマの悩み。
解決策は、あなたの目指すゴールによって2つに分かれます。
A:今のまつ毛でベストな似合わせを探したい人(サロンケア)
「自まつ毛の状態には満足している」という方は、今日ご紹介した「目の形別オーダー」を参考に、信頼できるアイリストさんとじっくり相談してください。似合うデザインは必ずあります。
B:パーマの失敗リスクをなくしたい人(医療ケア)
「パーマがすぐ落ちてしまうのが悩み」
「短いからパリジェンヌを断られた」
「パーマをかけ続けて、まつ毛が傷んできた」
そう本気で悩んでいるなら、デザインを探す前に、「土台(素材)を強くする医療ケア」を始めてみてください。
「病院に行くのはハードルが高い…」
そんな方でも、今は「オンライン診療」があります。
自宅にいながらスマホ一つで専門家に相談し、あなたのまつ毛をパーマに負けない強さに育てる医薬品を処方してもらうことが可能です。
土台が整えば、どんなデザインも思いのまま。
「失敗したくない」と怯えるサロン通いから、「次はどんなデザインにしよう?」とワクワクするサロン通いへ。
あなたのまつ毛ライフを、もっと自由に楽しんでみませんか?