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【なぜ?】スキンケア後にビューラーを使うと「一瞬で落ちる」物理的理由と、カールを死守する3つの鉄則

「よし、今日は肌の調子もいいし、メイクも完璧!」

そう思って家を出たのに、お昼休みにふと鏡を見たら…。
「あれ? まつ毛が完全に下がってる…」
「パンダ目になってるし、なんだか疲れた顔…」

朝、あんなに気合を入れてビューラーで上げたはずのカールが、跡形もなく消え去っている。
そんなガッカリ体験をしたことはありませんか?

「湿気が多かったからかな?」
「マスカラが安物だったから?」

いろいろ原因を考えてマスカラを買い替えてみたりするものの、やっぱり夕方には下向きまつ毛に戻ってしまう。

実は、その「カール落ち」の原因、使っているマスカラや天気のせいではない可能性が高いのです。
犯人は、メイクをする直前、あなたが良かれと思ってやっている「朝のスキンケア」にあるかもしれません。

「えっ、肌を保湿しちゃダメなの?」
いいえ、肌の保湿は大切です。ですが、「まつ毛」まで保湿してしまっていませんか?

この記事では、美容習慣を科学的に分析するアナリストの視点から、なぜスキンケア後のビューラーが「カール崩壊」を招くのか、その物理的なメカニズムを解説します。
そして、忙しい朝でもスキンケアとカールキープを両立させるための「プロのひと手間(下準備)」と、湿気や油分に負けない最強のまつ毛を作るためのヒントをご紹介します。

明日の朝から、あなたのまつ毛はもう下がりません。

あなたのまつ毛、最近元気がなくなってきたかも…?

「市販美容液では変化が分からない」
「マツエク・つけまから卒業したい」
「加齢でハリ・コシが落ちてきた」

そんな不安を感じている方へ。
自宅から医師に相談できるオンライン診療という選択肢があります。

※医薬品の使用・適用は医師の判断に基づきます。効果には個人差があります。

目次

第1章:犯人は「水分」と「油分」!カールが死ぬ物理的メカニズム

まずは、なぜスキンケア(化粧水や乳液)がまつ毛のカールを邪魔するのか、その理由をロジカルに紐解いてみましょう。
ここには、髪の毛のセットと同じ「水素結合」「摩擦係数」という2つの物理法則が関わっています。

理由1:「水分」が形状記憶をリセットしてしまう

髪の毛の寝癖を直す時、水をつけますよね?
あれは、髪の内部にある「水素結合」という結びつきを、水で一旦切断してリセットするためです。そして、乾く時に新しい形で再結合(固定)されます。

まつ毛も髪と同じです。
洗顔後や化粧水がついた直後、まつ毛が湿っている状態は、結合が切れて「フニャフニャ」になっています。
この状態でビューラーで無理やり上げても、「乾く瞬間に固定される」というプロセスが完了していないため、形が定着しません。

さらに悪いことに、水分を含んだまつ毛は重たくなります。
水分を含んだ髪がペタンとなるのと同じで、自重に耐えきれず、重力に従って下へ下へと落ちてしまうのです。

理由2:「油分」が滑りを生み、摩擦をゼロにする

これが最も厄介な原因です。
乳液、クリーム、日焼け止め、アイクリーム…。
これらに含まれる「油分」がまつ毛に付着すると、どうなるでしょうか?

ビューラーのゴムとまつ毛の間に、強力な「潤滑油(オイル)」が塗られた状態になります。
これでは、ビューラーで根元を挟もうとしても、ツルッと滑って力が逃げてしまいます。
「しっかり挟んだつもりなのに、手応えがない」というのは、まさにこの「油分によるスリップ現象」です。

さらに、油分でコーティングされたまつ毛には、マスカラ液も定着しません。
プラスチックの下敷きに水性ペンで書いても弾いてしまうように、マスカラ液が滑って落ちてしまい、結果としてカールを支える柱が作れなくなってしまうのです。

第2章:【対策】朝のルーティンを変えるだけ!「鉄壁」の3ステップ

原因が「水分」と「油分」だと分かれば、対策は簡単です。
ビューラーを使う前に、この2つを徹底的に排除すれば良いのです。
プロのヘアメイクさんも必ず行っている、絶対に崩さないための「3つの鉄則」を伝授します。

鉄則1:スキンケアとメイクの間に「タイムラグ」を作る

朝、洗顔をしてスキンケアをしたら、すぐにドレッサーに向かっていませんか?
その「直行」が命取りです。

スキンケアが肌に馴染み、まつ毛が乾くまでには少し時間がかかります。
理想的なルーティンは以下の通りです。

  1. 洗顔&スキンケア(保湿たっぷり)
  2. 【タイムラグ】着替え、朝食、ヘアセット(約10分〜15分)
  3. メイク開始(ビューラー)

この10分の間に、余分な水分が蒸発し、スキンケア成分が肌に浸透して表面のベタつきが落ち着きます。
「乾かす時間」を確保するだけで、カールの持ちは劇的に変わります。

鉄則2:命運を分ける「ティッシュオフ」の儀式

これが今回の記事で一番伝えたい、最重要テクニックです。
メイクを始める直前、ビューラーを手に取る前に、必ず以下の儀式を行ってください。

  1. ティッシュを1枚取り、指に巻きつける。
  2. 目を閉じ、まつ毛を人差し指と親指で優しく「挟む」。
  3. 根元から毛先に向かって、スッと優しく拭き取る。

これだけです。
たったこれだけで、まつ毛に付着していた余分な乳液やクリームの油分、残っていた水分がティッシュに吸い取られます。

綿棒を使うのもおすすめですが、ティッシュの方が面積が広く、まぶたのキワについた油分まで一緒にオフできるので効率的です。
この「乾いたスッピンまつ毛」の状態を作ってからビューラーを当てれば、ゴムがガッチリとまつ毛を噛み、驚くほど上がります。

鉄則3:まぶたには「パウダー」で油分バリアを

まつ毛自体を拭き取っても、まぶたがベタベタしていると、瞬きのたびに油分がまつ毛に移ってしまいます(パンダ目の原因もこれです)。

ビューラーの前に、フェイスパウダー(ルースパウダー)を、アイホールと目の下のキワにササッと叩いておきましょう。
パウダーが皮脂や油分を吸着し、「サラサラの防波堤」となって、湿気からまつ毛を守ってくれます。

第3章:【視点の転換】「乾かしても下がる」のはなぜ?

さて、ここまでスキンケア(水分・油分)の対策についてお話ししました。
明日から「ティッシュオフ」を実践すれば、あなたのまつ毛のカールキープ力は格段に上がるはずです。

しかし、ここでアナリストとして、もう一つの「残酷な可能性」についてお話ししなければなりません。

もし、あなたがこれらを完璧に実践し、
「完全に乾いた状態で」
「油分もオフして」
「高性能なマスカラ下地を塗っている」
にもかかわらず、「それでもお昼には下がってくる」としたら…。

それはもう、スキンケアや湿気のせいではありません。
あなたの「まつ毛そのもの(素材)」が、重力に耐えられないほど弱っている可能性があります。

「水分」のせいではなく「筋力不足」?

想像してみてください。
ピンと張った「針金」なら、少し濡れても形は崩れません。
しかし、コシのない「木綿糸」だったらどうでしょう? 湿気を吸った瞬間にクタッとなりますよね。

まつ毛も同じです。
「内部密度(ハリ・コシ)」が高い健康なまつ毛は、多少の湿気や油分があっても、自力で上向きの形状を維持する力(反発力)を持っています。

逆に、加齢やダメージで中身がスカスカになったまつ毛は、外からの影響をダイレクトに受けます。
マスカラの重み、空気中の湿気、まぶたの重み…。
あらゆる「下げる力」に負けてしまうのは、そもそも「重力に逆らう基礎体力」が足りていないからかもしれません。

第4章:【解決策】湿気も油分も跳ね返す「最強の自まつ毛」を育てる

「私のまつ毛、確かにコシがないかも…」
そう感じたあなた。諦める必要はありません。

小手先のテクニックで湿気と戦うのをやめて、「環境に左右されない強いまつ毛」を育てるという選択肢があります。

1. 「太さ」があれば、湿気に負けない

医療機関で処方される「まつ毛治療薬(ビマトプロストなど)」を使用すると、まつ毛のコルテックス(内部組織)の密度が高まり、物理的に太くなります。
太いまつ毛は、表面積に対する体積の割合が大きいため、外部からの湿気の影響を受けにくくなります。
雨の日でも髪の太い人のセットが崩れにくいのと同じ原理です。

2. 「長さ」があれば、マスカラが減らせる

そもそも、カールが落ちる大きな原因の一つは「マスカラの塗りすぎ(重み)」です。
医療ケアで自まつ毛を長く育てることができれば、ボリュームタイプの重いマスカラを塗る必要がなくなります。
透明マスカラや、軽いフィルムタイプをサッと塗るだけで済むようになれば、「自重」が軽くなり、結果としてカールが一日中キープされるようになります。

第5章:【悩みの仕分け】あなたは「工夫」する?「強化」する?

スキンケア後のカール落ち問題。
解決策は、あなたのまつ毛の状態によって2つに分かれます。

A:まつ毛は健康だが、やり方が間違っていた人(セルフケア)
「ティッシュオフなんてしたことなかった!」という方は、まずは明日から「鉄則の3ステップ」を実践してください。
それだけで、夕方の鏡を見るのが楽しみになるくらい改善するはずです。

B:テクニックを駆使しても、すぐ下がってしまう人(医療ケア)
「どんなに乾かしても、数時間後には下がる」
「まつ毛が細くて柔らかく、ビューラーの手応えがない」
「雨の日や湿気の多い日は、もう諦めている」

そう感じているなら、それはケアの方法ではなく、まつ毛の「強度不足」が原因です。
これ以上マスカラやビューラーで負担をかける前に、「医療ケア」でまつ毛の基礎体力を底上げすることを検討してみてください。

「病院に行くのは大げさ…」
そう思うかもしれませんが、今は「オンライン診療」で、自宅から気軽に専門家に相談できます。
誰にも会わずに、スマホ一つで。
湿気にも、油分にも、重力にも負けない。
そんな「最強の自まつ毛」を手に入れた時、あなたの朝のメイク時間は、もっと短く、もっと楽しいものになるはずです。

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